アトピー性皮膚炎予備軍について

立春も過ぎ、暦の上では春ですね。
私は確定申告の準備に追われた上、クシャミが出始めています。この時期、花粉症の方にとっては辛い季節ですね。。。
更にアトピー性皮膚炎の症状をお持ちの方は乾燥からくる皮膚の痒みやカサカサ肌に悩んでいる方も多いことでしょう。

アトピー性皮膚炎でなくても発疹や赤みが出る場合があります。

今日は原因がわからないとおっしゃる20代女性の発疹の例をご紹介いたします。
この女性は入浴後に発疹が出るということでした。痒みはないそうですが、気になると訴えていた方です。
最初はボディーソープが合わないことが考えられましたので、使用しているボディーソープを中止するようおすすめしました。お湯だけのシャワーではスッキリしないということでしたので刺激の少ないアレッポの石鹸をおすすめし、手のひらで優しくカラダを洗い、発疹の有無をみていただくことにしました。

ところが、あまり改善はみられないとのことでした。バスタブに浸からないとのことでしたので入浴剤の刺激ではなさそうです。
時間の経過とともに発疹の赤みはなくなるそうですが、やはり入浴後には首筋から胸元にかけて発疹が出るということでした。
そこで入浴方法をお聞きしたところ、洗顔・カラダを洗った後にシャンプーが最後という順番でした。さらに最近、シャンプーとトリートメント剤を別ブランドのものに変えたことがわかりました。
長い髪を下向きで洗髪し、すすぎも下向きのままだということでしたので原因は洗髪の際に垂れたシャンプーやトリートメント剤が首筋や胸元に付着して発疹が出てしまったようですね。頭皮は十分に洗い流したつもりでも首筋から胸元にはシャンプー剤やトリートメント剤が付いたままだったことが考えられます。
発疹の出た箇所はまさに濡れた長い髪が付いていた部分でもありますから。
このようにシャンプー剤やトリートメント剤に使用される化粧品原料の中には「洗い流すこと」が前提で配合上限が定められたものもありますから、すすぎが不十分で皮膚に残ったままの状態では刺激の原因となる場合があります。
このような発疹症状はアトピー性皮膚炎予備軍と呼ばれることがあり、若い女性に多くみられます。

健康肌でいるためには日常使用する化粧品類を使用した際の肌チェックをする必要があります。特に新しいものに変えた時には注意をしましょう。
★皮膚がカサカサする
★皮膚に発疹が出る
★皮膚が痒くなる
★ヒリヒリと刺激を感じる
このような症状が出た場合は、『自分には合わないかもしれない』と早めに使用を中止しましょう。使用している化粧品を中止し、別のものに変えてみることで症状が出なくなる場合があります。自分に合ったものを使うことが大切です。またシャンプー、トリートメント、石鹸など使用方法が洗い流すのものについては十分に洗い流しましょう。
症状が改善しない場合、皮膚科専門医に相談されることをお勧めします。