『肌に優しい化粧品』とは?

今日、通勤電車の中で袴姿の女性を見かけました。卒業の時期ですね。

私が大学を卒業したのは○○十年も前のことですが、化粧品メーカー主催の”社会人になるためのメーキャップ講座”という案内が郵送されてきました。
学校にも無料講座というチケットが事務所前に置かれていました。
私も友人と参加しましたが『社会人として、女性としてしっかりスキンケアとメイキャップをしましょう!』といった内容だったと思います。

洗顔、ローション、乳液、ファンデーション、口紅。。。。etc

いまどきの大学生と違い、リップクリームを塗るくらいの大学生活でしたから、興味深々で講師の女性の話しを聞いたものです。

ところが、一式の化粧品を購入するとなると驚きの価格だった覚えがあります。
現在は、このような化粧品販売を目的としたようなことは禁止されていると思いますが、若い美しい肌を損なわないスキンケアをしていただきたいと切に願います。

さて、『肌に優しい化粧品』とは非常に便利なキャッチコピーです。

弊社でも使用していますので、弊社の考えを書きます。

薬機法(旧薬事法)で【化粧品とは、人の身体を清潔にし・・・・(中略) 皮膚若しくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗布、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう】と定義付けされています。

大切なことは上記の太文字部分です。
★すこやかに保つ
★作用が緩和なもの
弊社では、この2点を重視しています。

特に基礎化粧品は、毎日使うものです。
医薬品ではありませんので、「シワが消えた」「シミが消えた」などという効能効果が短期間で目に見えるような処方をしてはいけないと思います。

さらに医薬品は【効能・効果】という主作用がある反面、副作用もあります。ただし、医薬品は治療目的ですから改善されれば使用をやめます。

特に外用薬の軟膏などを塗布する面積はたかが知れています。

基礎化粧品は毎日使うものですし、全身にクリームを塗る方もいらっしゃるでしょう。
塗布する面積は非常に大きくなります。

化粧品は医薬品ではありませんから作用は緩和だけれど、副作用(かゆみ、発赤、発疹など)は限りなくゼロにする処方であるべきだと考えています。

それでは、副作用が少ない処方とはなんでしょう。

2001年4月1日、薬事法の改訂により化粧品には「全成分表示」が義務付けられ、全ての成分が表示されるようになりました。

それ以前は1980年に旧厚生省が作成した「まれにアレルギー等の肌トラブルを起こす恐れのある成分」としてリスト化された102種類の「表示指定成分」というものがありました。

全成分表示が義務化になる前は化粧品選びにこの「表示指定成分」が役に立っていました。

この「表示指定成分」の記載の数が少ないものが『肌に優しい』という判断基準だったからです。

現在、「旧指定成分」といった呼び方をしていますが、弊社ではこの「旧指定成分」にリスティングされている成分の使用を避けています。

1つでも入っていると危険な化粧品だというものではありませんが、旧厚生省が言うように「ごくまれにアレルギー等の肌トラブルを起こす恐れのある」程度のリスクがあるのは紛れもない事実ですから。

『肌に優しい』という漠然とした表現ですが、この「旧指定成分」が表示されている化粧品の使用をなるべく避けるだけでも肌トラブル(副作用)を避ける方法になると思います。

ただ、残念なことに全成分表示により消費者がパッケージを見て肌トラブルのリスク回避の判断をすることが非常に困難になってしまいました。。。

ただし、全成分にもルールがあります。

防腐剤、色素、香料は全成分表示の最後にまとめて記載するというルールです。
これらの記載数量が多いものは避ける方が無難です。

例えば、パラベンでも複数記載があるもの・赤○○、緑○○などタール色素の複数記載のあるものなど。

私は、パラベン配合の口紅で唇が明太子のように腫れあがった経験があるので、自分に合わないものだと認識しています。

アレルギー反応には個人差がありますので、一概には判断できませんがご自分が合わないと感じた化粧品があった場合には全成分表示の内容を確認してみてください。

次に化粧品を選ぶ場合の判断基準になります。

他の合成界面活性剤など「旧指定成分」のリストはネット検索で簡単に見ることができますが、

参考までに日本オーガニックコスメ協会のサイトを書いておきます。
http://joca.jp/

是非、一度ご自分が使用している化粧品の裏面ラベルに「旧指定成分」がどのくらい使用されているのかチェックしてみてください。

食品を購入する時にパッケージの裏面を確認している方は多いと思います。

アレルギーをお持ちの方は特に食品選びも慎重ですが、同じように化粧品もご自分が使うものですから「何が入っているのかしら?」という意識をもっていただきたいと思います。